報恩講法要のこだわり
浄土真宗本願寺派のみ教えを頂く私たちが最も大切にお勤めしているであろうご法縁を「報恩講」と申します。「報恩講」は私たちの宗祖・親鸞聖人のご恩に感謝を捧げ、阿弥陀さまのお救いをあらためて心に深く味わわせていただくご縁です。
浄土真宗本願寺派のお寺さまはどちらもこの「報恩講法要」を大切にお勤めされています。妙寂寺も例外ではありません。ならば具体的に普段の法要と何が違うのか。その辺りに住職の工夫がありますので、ささやかなことですがご紹介させて頂こうと思います。
奉仕作業
11月13日に遊園会において、奉仕作業を行っていただきました。これは、有志の皆様が境内の清掃と、お仏具のお磨きをしてくださるものです。毎年報恩講法要の数日前に行ってくださいます。
御絵伝

「御絵伝」とは、浄土真宗の宗祖である親鸞聖人の生涯を絵で描いた絵巻物のことです。本来は報恩講法要の際に向かって左側の余間に四幅をお掛けするものですが、遠くて見づらい為、外陣の皆様のお近くにお掛けしています。説明も付けておりますので、どうぞ近くでご覧になってください。
お飾り

いろいろなSNSを見ておりますと、全国のお寺さまが伝統的なお飾りや現代的に工夫されたお飾りを見かけます。妙寂寺は伝統的なお飾りがあるわけではなく、かといって現代的に工夫をこらしているわけではありませんが、あえて妙寂寺らしさに言及するなら、境内に実っているみかんをお飾りすることでしょうか。
法衣や作法等
法衣
妙寂寺が特に大切にお勤めさせて頂いている法要はこの「報恩講法要」と「永代経法要」です。この二つの法要には、住職の法衣について妙寂寺では専用のものを着用しています。「報恩講法要」では、令和3年に岸下英夫様にご寄付いただいた色衣に、平成20年に西谷亨様にご寄付頂いた親鸞聖人七百五十回大遠忌法要記念五条袈裟(第609号)をお付けさせて頂いております。これらは、年に1回の報恩講法要の時のみに着させていただいております。
作法(登礼盤・降礼盤)

法衣と同じく「報恩講法要」と「永代経法要」では、登礼盤・降礼盤の作法をしています。この作法のために普段はお出ししていない、礼盤を出してあります。ご本尊に向かって正面に礼盤を設置し、そちらに座ってお勤めを致します。
焼香(祖師前)
こちらも普段は致しませんが、祖師(親鸞聖人)の前で住職が焼香いたします。
御俗姓
表白
表白とは、法要の冒頭部分にお読みする「法要の趣旨等を述べるもの」です。こちらは導師である住職が考えお読みするもので、私も報恩講法要の為に表白を作り、お読みしています。
そもそも表白は文語で作られており、聞くだけで意味を理解することは難しい文体です。ですので、口語で作られたり、現代語で作られたりと住職さんそれぞれが工夫されている部分だと思います。

文語はわかりにくいけど、独特の荘厳さを醸し出すので大好きですし、意味がわかるほうがいいと思う面もあるので現代語もいい。ということで、妙寂寺では午前は文語の表白を、午後は現代語の表白をお読みしています。その違いをお聞きくださいませ。










