ご本尊・お仏壇

お仏壇の購入を検討中の方

お仏壇は「阿弥陀如来(阿弥陀仏)」の作られた極楽浄土の世界を私たちのできうる限りに形にしたものです。ご本尊をお迎えする箱の役目もありますが、一つ一つのお飾りが「阿弥陀如来(阿弥陀仏)」のはたらきの姿とも言えましょう。

できることなら従来からある金仏壇と呼ばれるお仏壇を据えて頂きたいものです。しかし、住宅事情の変化等もありますのでおうちの事情に合ったお仏壇をご検討下さい。

ご本山(京都西本願寺)の阿弥陀堂や妙寂寺のご本堂、それぞれのご家庭のお仏壇も中心はご本尊である「阿弥陀如来(阿弥陀仏)」で、全て同じです。よって後述しますが、ご本尊は仏具屋さんから求めるのではなく、ご本山(京都西本願寺)からお迎え頂くことが望ましいです。

ご本尊

浄土真宗本願寺派のご本尊は「阿弥陀如来」「阿弥陀仏」です。それ以外の仏さまは安置しません。

信仰の中心になる仏さまですので、大切にお掛けするためにお仏壇を設えます。ですので、お仏壇のおまけのようにして仏具屋さんから求める方も多いですが、本来はご本山(京都西本願寺)からご本尊をお迎えするためにお仏壇を準備するのが正しい形と言えます。

またよく聞かれるのが、「ご本山からお迎えするご本尊と仏具屋さんで買うご本尊はどう違うのか」と質問頂くこともありますが、ご本山からお迎えするご本尊には必ず裏に「方便法身尊形」という文字と当代のご門主様(西本願寺のご住職)のお名前と印が押されています。そのお名前によっていつ頃の時代にお迎えになられたか知ることが出来ます。

ご本山からお迎えできるご本尊

中心にお掛けするご本尊

一般的なお仏壇でも現代風のお仏壇でも中心にお掛けするご本尊は2種類です。

 (左)「形像本尊(ご絵像)」阿弥陀如来のおはたらきをそのお姿をもってあらわした
 (右)「名号本尊(六字名号)」名号(南無阿弥陀仏)をもってあらわした

両脇にお掛けするお軸(お脇掛け)

こちらも2種類です。※中心のご本尊のみでも構いません。

向かって右側にお掛けするお軸

 (左)「祖師御影」阿弥陀如来のみ教えを明らかにしてくださった宗祖親鸞聖人の御影
 (右)「十字名号」阿弥陀如来のおはたらきを「帰命尽十方無礙光如来」の十字であらわしたもの

向かって左側にお掛けするお軸

 (左)「蓮師御影」親鸞聖人のみ教えをひろめられ、本願寺の礎を築かれた第八代蓮如上人の御影
 (右)「九字名号」阿弥陀如来のおはたらきを「南無不可思議光如来」の九字であらわしたもの

3幅お掛けすると・・・


その他のご本尊

時代の変化に伴って、旧来のお仏壇をおくことが難しいおうちも増えてきました。そこで、ご本山もいろいろなご本尊をご準備くださっています。

いちょう(縦24cm×横19cm×奥行9cm)
 お仏壇の設置が難しい住宅においても、心のよりどころとしてのご本尊を安置していただける小型の「いちょう」

きく(縦17.2cm×横10.3cm×奥行2.9cm)
 お仏壇の設置が難しい住宅においても、心のよりどころとしてのご本尊を安置していただける小型の「きく」

携行本尊(縦90mm×横55mm×厚さ2mm)
 日常生活でいかなる状況に出遇っても、阿弥陀如来のはたらきに包まれていることを実感できるようにとの願いを込めています。個々の生活スタイルに合わせて、持ち歩くことができ、また専用の台を使用して部屋などに安置することもできます。

これらの「いちょう」「きく」「携行本尊」はご覧頂けるように妙寂寺ご本堂にご安置させて頂いておりますのでいつでもご覧頂けます。

費用

ご本尊等をお迎えするには費用(冥加金)が必要です。冥加金とは、仏さまのみ教えを受け継ぐ根本道場であるご本山(西本願寺)が永代に渡って維持されていくことを願い納められる懇志(寄付金)です。よって、妙寂寺ではなくご本山にご寄付頂くものです。

お軸の場合は大きさや表装によって冥加金が変わります。詳しくはお寺までお問い合わせ下さい。

お軸

※寸法は縦×横 横は金軸を除く
※1幅の価格です。
※別途送料が必要です。

二十代 (19.7cm×9.1cm)
三十代 (27.3cm×9.1cm)
五十代 (34.8cm×12.1cm)
15,000円~35,000円
七十代 (42.4cm×15.2cm)
百代 (51.5cm×18.2cm)
20,000円~50,000円
百五十代 (66.7cm×24.2cm) 31,000円~82,000円
二百代 (79.0cm×29.4cm) 40,000円~110,000円

その他のご本尊

いちょう 30,000円
きく 20,000円
携行本尊 ケース等別 10,000円