社会貢献
妙寂寺の社会貢献
本来お寺の存在理由は、宗教的活動を以てして社会的役割を果たすことだと思っています。具体的には仏さまの教えを聞かせて頂く場所であり、どうすることも出来ない苦しみや悩みを抱える自分自身を明らかにしてくださる場所であり、心静かに落ち着く場所であると思います。
宗教は私たちが逃れることのできない苦しみを解決していくものであり、苦しみに寄り添っていくのがお寺や僧侶のすべきことであると考えています。
「お寺は葬式・法事だけのいわゆる”葬式坊主”ではいけない、社会的な働きこそ使命である」と考えていた妙寂寺第十二世である八雲龍震・数枝夫妻は、明治39年因伯仏教孤児院を設立し当時の苦しむ子ども達を養育し、社会貢献活動に邁進されました。
私は宗教活動を大切にしながら、お寺として僧侶としてできる社会貢献を少しずつできればと考えています。
因伯子供学園への支援活動
妙寂寺第十二世である八雲龍震・数枝夫妻が設立した因伯仏教孤児院は、現在社会福祉法人因伯子供学園として受け継がれています。
歴代住職も法人役員などを務め、子ども達の健全な育成を見守っています。私住職も現在法人の理事(無報酬役員)として法人運営に携わらせて頂いております。
卒園し一人暮らしをする子どもへの支援
一人暮らしを始めるときには、家財一式を揃える必要があり、その金銭負担は大きなものです。多くの妙寂寺門徒の皆様から生活雑貨や不要となった家電製品などをご寄付頂き、子ども達がその品々を手に巣立っていっています。
又、ささやかですが、子どもの希望する家電製品などを妙寂寺から1つプレゼントしています。(過去の妙寂寺からのプレゼント品:洗濯機・テレビ・電気ポット・鍋フライパンセット・電子レンジ等)
在園の子ども達への支援
妙寂寺ご門徒の皆様から生活雑貨などのご寄付を賜り、在園の子ども達への支援としています。生活雑貨の費用負担を軽減することにより、子ども達の養育環境の向上に役立てられています。
令和5年度から鳥取県中西部の浄土真宗本願寺派寺院の取り組みとしてバースデーケーキプロジェクトが始まり、在園の子ども達一人一人に誕生日ケーキをプレゼントしています。
又、妙寂寺からは年初に年賀状とお年玉としてお菓子をプレゼントしています。
法人への運営支援
住職が理事(無報酬役員)として法人運営をお手伝いしています。
又、「広報誌の作成支援」「広報誌の印刷」「ホームページの運営」を住職が行っています。広報活動の一助となることで法人の運営業務を少しでも軽減し、職員の皆様の労働環境の改善や子ども達と接する時間を増やすことができます。