ご葬儀のお参り
臨終勤行(枕経)
永年お育ていただいた阿弥陀如来へのお礼の気持ちから亡くなった本人がお勤めするお勤めです。ですが、本人はお勤めできないので僧侶が代わりにお勤めするものです。ご自宅で行う場合、かつお仏壇がある場合は、ご遺体の前では無く、お仏壇の前でお勤めします。ご遺体を安置し(無理に北枕にする必要はない)、仏壇のおかざりをします。お仏壇の打敷は白(通常お使いの打敷の裏でも可)、花は白か青木のもの。納棺時にはご遺体に念珠を持たせ、あれば門徒式章をかけます。旅装束を着せる必要はありません。妙寂寺がお参りさせて頂き(約10分のお勤めです)、その後日程の打ち合わせなどを行います。この時に妙寂寺がお勤めさせて頂くご葬儀に関する事柄をまとめた「大切な方をお見送りされる方へ」というリーフレットをお渡ししております。このリーフレットにはよく聞かれることなど葬儀全般に関することを掲載しております。是非ご参考になさって下さい。
通夜勤行(お通夜)
通夜勤行といいます。本来、葬儀の前に家族・親族・知人が集まって夜を徹して亡き人に寄り添う仏事です。妙寂寺がお参りさせて頂きます。(30分前後です)
葬場勤行(ご葬儀) ※出棺勤行も同時にお勤め
葬儀と一括りに行いますが、実際には2つ(出棺勤行・葬場勤行)又は3つ(帰敬式・出棺勤行・葬場勤行)の儀式を行っています。
帰敬式(おかみそりとも言います)とは、阿弥陀如来さまへの帰依を表明し仏弟子となり、念仏を拠り所に生きることを誓う儀式です。具体的には「法名」を頂く儀式です。これは生前に本山西本願寺などで「法名」を頂かれていない方のみ執り行います。
出棺勤行とは、古くはご自宅などのお仏壇の前で出棺勤行をお勤めし、外に出て外で葬儀を行っていました。その為、現在は葬儀の中の葬場勤行前にこの出棺勤行が勤められています。
葬場勤行とは、一般に葬儀と言われている部分です。大切な人とのお別れの儀式です。
妙寂寺では、基本的に一人の僧侶で葬儀をお勤めします。二人・三人の僧侶での葬儀をご希望の場合はご相談くださるか、臨終勤行の際にお渡ししたリーフレットをご覧下さい。又、位牌は用いません。
火屋勤行(火葬場にてお勤め)
火葬の直前に行うお勤めを火屋勤行といいます。焼香後最後の面会をし、そのあと荼毘にふします。妙寂寺では、火葬場に自車でお伺いしお勤めさせて頂きます。
還骨勤行 ※取越法要時は同時にお勤め
ご自宅や会館、お寺の本堂などにお骨が還って来られたときにお勤めするものです。還骨勤行のみを行う場合、還骨勤行と初七日法要を併修する場合、還骨勤行・初七日法要・満中陰法要(四十九日)等を併修する場合があります。施主様のご希望に応じて行います。いずれも約30分のお勤めになります。一般的にその後行われるお食事(精進落とし)は妙寂寺は失礼させて頂いております。近しい方で故人をお偲びください。
初七日や七日参り
亡くなった日を1日と数えます。実際は亡くなった日から数えて6日後が初七日となり、そして満中陰(四十九日)が48日後となります。初七日から四十九日まで計7回に渡って僧侶にお参りを頂くのが本来の形です。
取り越し法要で初七日や満中陰法要をお勤め頂いている場合でも家族やお一人だけで改めて当日お勤めされることも少なくありません。その際にはご相談下さい。初七日から六七日参りのお参りの所要時間は各約30分です。
※お参り希望のご連絡がない場合はお参りしません。
満中陰法要(四十九日法要)
亡くなった日を1日と数え、満中陰(四十九日)は48日後となります。取り越し法要で満中陰法要をお勤め頂いている場合でも家族やお一人だけで改めて当日お勤めされることも少なくありません。その際にはご相談下さい。お参りの所要時間は約40分です。
百か日のお参り
亡くなった日を1日と数え99日後が百か日となります。百か日のお参りは近年では省略されることが多くなりましたが、故人を偲ぶ大切な時として、一つの区切りとしてお勤め頂きたいと思います。ご家族やお一人だけでも構いません。お参りの所要時間は約30分です。
※お参り希望のご連絡がない場合はお参りしません。
初盆
初盆についてはお盆までに満中陰(四十九日)の日が過ぎているかどうかで一般的に判断されます。妙寂寺は毎年8月13・14日の2日間で初盆にあたるお家をお参りさせて頂いています。お寺が日時等を調整させて頂きご案内を行いお参りしています。お参りの所要時間は約15分です。