鳥取県中部地震(最大震度6弱、2016年(平成28年)10月21日発生)による被害の一つ、ご本尊・両脇壇後ろの金紙の修復工事をして頂きました。これで地震による被害の多くの修復を完了致しました。本当にありがとうございました。
遠目では分りづらいのですが、近づくと痛んでいることが分かります。
この度令和2年4月12日から25日に行われた修復工事にて、全て修復を終えました。この修復は副総代長をお務め頂いた故 石田正様をご縁として奥様の石田文子様のご懇志により実現致しました。本当にありがとうございます。

修復前 ご本尊と両脇
ぱっと見はあまりわかりません。

修復前 修復前祖師前
ぱっと見はあまりわかりません。

天蓋を取り外す
まずはご本尊の須弥壇を前に動かすため、天蓋を取り外します。

天蓋上部
外してみるとご懇志頂いた方々の名前がありました。この度の修復のご縁となって下さった故 石田正様のお名前もあり、ご縁の深さを感じます。

両脇の後ろ
地震の揺れで金紙が破れてしまっています。

両脇 後ろに木枠を
両脇も金紙を剥がし、木枠を組んでいきます。

両脇 後ろに板を
木枠を組み終えたら、板を貼っていきます。

板を貼り終えたご本尊後ろ
綺麗に板が貼られています。

完成したご本尊後ろ
板の上に和紙を捨て貼りし、金紙が貼られました。非常に美しい仕上がりです。

完成した両脇
板の上に和紙を捨て貼りし、金紙が貼られました。非常に美しい仕上がりです。

阿弥陀様ご不在の須弥壇
須弥壇がもとの位置に下がりました。