ひとこと(平成26年)
新年明けましておめでとうございます。ご門徒の皆様におかれましては、慈光のもとお念仏御相続のこと大慶に存じます。
昨春多くのご門徒の貴重な浄財によって本堂等修復および山門新築工事が完了いたしました。あらためて心から厚くお礼申しあげます。
今回の修復で92年なじんできた「赤い屋根の妙寂寺」から「銀屋根の妙寂寺」に眺めも一転しました。旧屋根に使われていた釘をみても建築当時のもと思われる鉄釘竹釘など多種にわたり、永年本堂を守ってきた苦労を感じさせます。これからは、この銀屋根の下で、さらなる聞法の歴史をきざんでいきましょう。
また、傷んでおりました向拝(本堂正面)階段も新しくなり、手すりも付けていただき上がり下りがみやすくなりました。付帯工事も着工し本年秋10月に慶讃法要を勤修いたします。後日ご案内いたしますので皆さんで盛大にお祝をいたしましょう。天童子(稚児)に該当する子供さんがおられたら是非予定しておいて下さい。
どうぞ本年も、当山護持にご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。また、本願寺では本年6月5日~6日法統継承式が挙行され、新しいご門主(住職)が誕生されます。ご門徒の皆様とともに心からお祝いを申し上げましょう。
ご家族ご一同様のご健勝とお念仏ご相続を念じます。
合掌
第17世住職