家庭報恩講について

報恩講参り(家庭報恩講)とは?

 浄土真宗本願寺派として大切にお勤めするお参りが報恩講ほうおんこう参り(家庭報恩講)です。毎年1月9日から宗祖である親鸞聖人しんらんしょうにん祥月しょうつき命日である1月16日まで京都西本願寺でお勤めになるのが御正忌ごしょうき報恩講ほうおんこうです。その御正忌ごしょうき報恩講ほうおんこうを前に妙寂寺では例年11月に報恩講ほうおんこう法座をお勤め致します。妙寂寺の報恩講ほうおんこう法座の前後にお勤め頂くのが各家庭への報恩講ほうおんこう参り(家庭報恩講)です。

 宗祖である親鸞聖人しんらんしょうにんをご縁として、阿弥陀あみだという仏様のご恩、親鸞聖人しんらんしょうにんのご恩、たくさんのご先祖の方々のご恩を味わいながら浄土真宗のみ教えにご縁を持って頂くのが家庭報恩講です。

妙寂寺の家庭報恩講

 本来宗教行為は強制されるものではありませんので、妙寂寺の家庭報恩講も希望制です。中止のご連絡がない限り、お寺が日程を調整して毎年ご案内をお送り致します。お参りの所要時間は約15分で、次々にご家庭をお参りします。例年11月中旬から12月上旬にお参りしております。

 お読みするお経は「正信偈しょうしんげ正信念仏偈しょうしんねんぶつげ)」です。妙寂寺の家庭報恩講では、希望がない限り読み方が通常と異なります。「帰命無量寿如来」から「唯可信斯高僧説」まで節なし(棒読み)でお勤めします。日常勤行聖典(楽天Amazon・お寺でもお手配できます)では6ページから35ページです。その後、36・37ページの下段の「南無阿弥陀仏」と2首のご和讃をお勤めします。

 各家庭に様々なご事情があります。「今年のお参りを中止したい場合」や「再開を申し出られるまで中止する」ことも可能です。気兼ねなくご連絡くださいませ。