永代経法要・永代合葬墓法要・宗祖降誕会(令和6年)
5月16日に令和6年永代経法要・永代合葬墓法要・宗祖降誕会をお勤めさせて頂きました。雨が心配されましたが、永代合葬墓法要も無事お勤めすることができ安堵致しました。
例年ご講師の先生をお迎えしてご法話を頂くのですが、本年は私がご法話させて頂くことに致しました。本年は僧侶となって30年、住職となって10年と自分自身にとって節目の年であり、改めて大切なご門徒様に対して「住職としてご法話をさせて頂く私」のこれまでの歩みなどを交えて、仏法の要をお話しさせて頂きたいと考えたからです。
私が常々大切にさせて頂いていることは、「誰から聞くか」という視点です。どんなに正しいことを言われても、嫌いな人間からの言葉は耳に入りません。もちろん正しく仏法をお伝えしようという学びの姿勢があった上でのお話しですが、誤解を恐れずに言うと「人に好かれる又は尊敬される」スキルは伝える人間には必要なものの一つだと思います。
特に好かれる(嫌われない)為には、私自身を知って頂く必要があります。私は立派な生き方をしているわけでもなく、現在も大変未熟ですが、その自分自身の等身大の姿をお伝えさせて頂きながら、すくいのよろこびを共に味わわせて頂くことを今回のご縁で大切にさせて頂きました。
私にとってとても大切で有り難いご縁でございました。