ご本堂の壁掛け時計

ご本堂には皆様の見えるところに大きな壁掛け時計が２つ掛けてあります。

そのうちの一つは、前住職や私が生まれ育った広島のお寺のご本堂に掛かっていたもので、おおよそ３０～４０年前に非常にお世話になっていた方から寄贈されたものです。横幅が４５ｃｍくらいあり、非常に大きいものです。

さすがにこの年数が経ちますと、見た目は綺麗なのですが時間がだんだんとずれてきて時計としての役割を果たせなくなってきます。

数年前、Amazonで電波時計のムーブメント（時計のメカ部分）を購入し、針は再利用してムーブメントを交換しました。これでまた何十年も時を刻んでくれるだろうと思いましたが、いかんせん大きな時計の為針が重いせいでしょう。どんどん時刻がずれていきます。素人考えでは針の重さに対して、ムーブメントのトルクが足りないのかなぁと。

ということで、同じくらいの大きさの新しい時計を購入し、ムーブメントと針を頂いて付け替えれば安定して動くだろうという考えに落ち着きました。

今回ドナーとなってくれる時計はこちら。

そして、ムーブメントと針を拝借し、思い入れのある時計へ移植。文字盤の厚さが全然違ったので、文字盤の裏面を削ったりと干渉しないように色々微調整して完成。

又これから末永く時を刻んでくれたらと思います。