ライバル?
倉吉市には同じ宗派(浄土真宗本願寺派)のお寺は2つしかありません。河原町にある善正寺様と妙寂寺です。善正寺様のご住職は年上で、私を何かとかわいがってくださいます。
先日、善正寺様の入口に看板が設置されました。主張しすぎず、とてもシンプルで分かりやすい看板が設置されたなぁと思います。
これは、善正寺様が大きめの県道に面しているとは言え、奥まったところにあるので、ご門徒様でもわかりにくいという声を受けて設置されたものです。こういったご門徒様の声を聞くことも住職として大切な仕事だと思っています。更に言えば、そのような声を伝えて下さるご門徒様がおられることは大変有り難いことです。
同じエリアにあるお寺同士、ライバルでもあり、仲間でもあります。ご門徒様の声を聞き、お寺をそれぞれに良くしていこうということはもちろんですが、それぞれのお寺のご門徒様の「声なき声」を聞いていくために広い見識と、同じエリアの情報が必要になってきます。その点においては仲間として情報交換が必要であり、お寺の護持(経営視点)で見るとライバルということになります。
もちろん大切な目的である「お法(仏様の教え)をお伝えしていく」ことからはぶれてはいけませんが、お互いに刺激し合い、切磋琢磨しながら、共に歩むことができればなぁと思っております。