わかば会(2019年度)
本年四月から十二月まで河原町の善正寺様と浄土真宗本願寺派の基礎講座「わかば会」を開講し全八回の講座を開かせて頂きました。
全国的には大きな仏教教団である浄土真宗本願寺派ですが、鳥取県ではお寺の数も少なく、隣の島根県に比べ十分の一の数になります。その中で私たちが大切にしている浄土真宗の教え、日常生活の中でのお仏壇のことや、葬儀・お念珠などについてお伝えする場を作ってはどうかという話となり、このわかば会は始まりました。
皆様に気軽に来て頂けるように会場はお寺ではなく倉吉未来中心で行い、各回二十名を超えるご参加を頂きました。ご参加頂いた皆様ありがとうございました。
宗教の存在は亡くなった方の為ではなく、今を生きる私たちが亡くなった方を大切に思いながら、どのように生きていくか問われていくものです。私たちが生きる中で良いこともあれば悪いこともあります。常に変化していく自分と向き合いながら生きていかねばなりません。その生きるヒントを見つけていくことも宗教の存在意義だと思います。
最初の計画ではご門徒の皆様に浄土真宗のみ教えをお伝えすることを目的としていたのですが、実は私たち僧侶が一番育てられ、学ぶ機会を頂いたと思っています。そして私たち僧侶も精進し続けることの大切さを学びました。
次回は再来年、令和三年の開講を目指しています。お一人でも多くの方にお越し頂ければ幸いです。